E2Eテストの自動化

最近のテストの流行りとして「E2Eテストを自動化したい(した)」というのがあります。

E2Eテストとはシステムテストの事ですが、今も昔も変わらずシステムテストで必要となるUI系のテストの自動化と言えば「Selenium」が割と使われている様です。

昔の自動化はSelenium単体で使用することが多かったので結局はよっぽど回帰テストをしないと「メンテナンスコスト<自動化の恩恵」とならなかったのであまり使い勝手がよくなかったのを覚えています。(7、8年前)

それが今では昔と異なり、Jenkinsやgitと組み合わせて他のリリースタスク

(モジュールのビルドや静的解析)を自動化するついでにUI系のテストも自動化してしまおう。って感じで使われていることが多いみたいです。

開発者がソースコードをコミットする度に静的解析して、テスト環境のモジュールを更新して回帰テストまで自動で実行するような使い方。

またE2Eテストの自動化に取り組んでいる企業はWEB系のかなり高頻度にリリースを繰り返すようなシステムだったり、仕様書作成コストを抑えた開発(よく言えばアジャイル)をしているところが多いように見えるので影響範囲の調査も困難なのだろうし、リリースの度にさくっと回帰テストができるのはメンテナンスコストを払ってでもやる意味があるのだろうなと想像しています。

そんな感じのテストは、これまで開発環境なんか気にせずブラックボックステストだけをやってきたテストエンジニアだと、今の自動化テストはできないのだろうなぁと思ったり。

よくある自動化テストの構成はこんな感じです。


ソフトウェアテストエンジニアのメモ帳

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